世話カツ
和菓子が好きすぎて、日本へ。気づけばもうすぐ10年。そして、次のステップは——(前編)

和菓子が好きすぎて、日本へ。気づけばもうすぐ10年。そして、次のステップは——(前編)

世話カツ編集部
世話カツ編集部(Helte) 公式

2026年10月30日

Hさん
Hさん ホテルフロント・マーケティング
出身 台湾 年齢 30代 性別 男性 在日 10年

「和菓子が好きすぎて、日本へ。 和菓子が好きで日本へ来て、気づけば日本での生活も、もうすぐ10年。 もうすぐ永住権の申請も見えてきました。和菓子への愛、日本語との格闘、ニューヨークでの挑戦、そしていつか自分のお店を持つという夢。 ぜひ、Hさんのストーリーをご覧ください✨」


日本と、私の話。


▶︎和菓子が、私と日本をつないでくれた

子どもの頃から和菓子が大好きで、「いつか自分でも作れるようになりたい」と思っていました🍡

その頃から、将来は日本で和菓子作りを学びたいという気持ちがずっとありましたね。

それがきっかけで大学では日本語学科に進学し、卒業後は福岡にある和菓子の専門学校へ進学して、本格的に和菓子作りを学び始めました。


▶︎みんな日本語を話してるのに、自分だけ理解できなかった

大学の時は、先生がみんな日本人だったんですけど、先生たちも多少は中国語を混ぜながら話してくれていたので、そこまで大きな困難は感じていませんでした。

でも、日本に来たばかりの頃、本当に中国語が全く通じない日本人と話した時に、「あ、日本語って思っていたより簡単じゃないんだな」と感じました。
もう一つ大変だったのは、方言ですね。


最初の頃は、周りの人たちが結構方言を混ぜて話していたので、「今、何を話してるんだろう?」って全然わからない時がありました。
その時は、「自分が勉強してきた日本語って間違ってるのかな?」って思ったこともありましたね。


でも後から気づいたんですけど、自分の日本語が問題だったというより、みんな同じ日本語を話していても、それぞれ少しずつ方言が混ざっていたんですよね。

周りの人たちは自然に理解できるんですけど、自分だけ意味がわからない、みたいなことがよくありました。

その後、少しずつ慣れていって、1年半から2年くらい経った頃には、自分の話し方にも自然と方言が混ざるようになっていました。
無意識のうちに(笑)。


▶︎興味は…

お菓子が好きなので、普段から和菓子屋さんやスイーツのお店によく行きます。
その中でもおすすめなのが、浅草にある「亀十」です。
一番人気はどら焼きなんですが、本当に人気なお店なので、毎回かなり長い行列ができています。

実は、どら焼きは今でも家で作ることがあります。


皮の部分は自分で焼いているんですが、あんこは、ある程度まとまった量で作らないと、味のバランスを取るのが結構難しいんです……。
なので、家の近くにある、おじいちゃんとおばあちゃんが営んでいる昔ながらの和菓子屋さんによくあんこを買いに行っています。

普通のお店だと、あんこだけを売ってくれることはあまりないんですが、本当に何度も通っているので、顔を覚えてもらえて、特別に分けてもらえるようになりました(笑)。

しかも、「つぶあんにする? こしあんにする?」って聞いてくれるんです。
私はいつも「🫘つぶあんでお願いします(笑)」って答えています。

それを持ち帰って、自分でどら焼きに仕上げています。

ちなみに、一番好きなお菓子はカステラです!


▶︎今、一番恋しい台湾のもの。

やっぱり鹹酥鶏(台湾風フライドチキン)でしょ(笑)。


▶︎台湾に帰ったら、日本の何が一番恋しくなる?

居酒屋です!
日本の居酒屋は数も多いですし、値段も安くて美味しくて、お酒の種類も本当に豊富なんです。🍶🍻
これは絶対に恋しくなると思います!


就職・転職のあれこれ


▶︎やっぱり、もっと知りたいし、もっと学びたい

当時留学していた頃は、和菓子を仕事にできて、そのまま就労ビザにつなげられる機会が本当に少なかったです。

それでも和菓子が本当に好きだったので、日本に残ってもっとたくさんの和菓子屋さんを見たり、さらに関連する知識を学びたいと思っていました。
そのため、最終的には総合的に考えて、飲食業界の会社(現在働いている会社)を選びました。

また、仕事を通して接客や日本のおもてなしについても学びたいと思っており、将来、自分のお店を開くことができたら、これまで学んできた経験を自分のお店でも活かしていきたいと思っています。


▶︎“ああ、サービス業っていいな”と思った瞬間

お客様が楽しそうに食事をされて、「今日は本当にありがとうございました」「どれも美味しかったです」って言ってくださったり、「また来ますね」と声をかけてくださる時が、一番嬉しかったです。


▶︎「おすすめできます」が言えるようになりたくて

もともとはワインやシャンパンをあまり飲むタイプではなかったんですが、お客様にもっと上手くお酒をご紹介できるようになりたくて、最近はワインを飲むようになりました。

早く覚えたい、慣れたいという気持ちもあって、最初の頃は一日に一本くらい空けていたこともあります(笑)


▶︎ニューヨークの小さなエピソード

ある日突然、会社から「1年間、🗽ニューヨークに研修へ行ってみない?」と言われたんです。
「Why not?」って感じで、結構すぐ決めましたね(笑)。

実際に生活してみると、もちろんニューヨークならではの面白さもありましたが、生活面でいうと、やっぱり日本のほうが安心感もあって便利だなと感じました。

また、職場にはさまざまな国の人がいて、一番大変だったのはやはり言語の部分でした🌍
外場のスタッフはお客様対応があるため、基本的にみんな英語を話せるんですが、内場のスタッフは必ずしも英語ができるわけではありません。

そのため、どうやってみんなが理解できる形でコミュニケーションを取りながら、一緒に仕事を進めていくかが、一番挑戦的な部分でした。

ただ、そういった経験があったからこそ、「人とコミュニケーションを取ること」について多くを学ぶことができ、自分にとってとても意味のある貴重な経験になりました。

また、言葉だけではなく、「相手を理解しようとする姿勢」も大切なんだと感じるようになりましたね。


次回は

Hさんの日本でのリアルな就職活動や今後の目標、そして日本で働きたい方へのメッセージとは?

続きは後編でご紹介します✨
ぜひお楽しみに!


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