36歳、まだまだこれから。人生に遅すぎるなんてない。中国、イギリス、そして次は日本へ。(前編) 羅さん(中国)
世話カツ編集部(Helte)
公式
2026年10月30日
羅さん
営業サポート・チームリーダー
出身
中国
年齢
30代
性別
女性
「36歳、まだまだこれから。人生に遅すぎるなんてない。中国、イギリス、そして次は日本へ。(前編)」
日本と、私の話。
私はもともと日本文化が大好きで、学生の頃から日本のドラマやアニメをよく見ていました。
日本の音楽も好きで、お気に入りの曲をよく聴いていました。
そんな中で自然と日本語に興味を持つようになり、独学で簡単な日本語を勉強し始めました。
その後、文法なども含めてもっとしっかりと日本語を学びたいと思い、大学では日本語学科に進学し、本格的に日本語を学び始めました。
▶︎何度も日本を訪れているのに、まだ紅葉の季節を見たことがない
私は以前からよく日本へ旅行に来ていました。
北海道も各地を巡りましたし、九州や四国にも行ったことがあります。
もしかしたら、日本の方でもあまり行かないような場所まで訪れたことがあるかもしれません。
ただ、旅行の時期は学校や仕事のスケジュールに合わせる必要がありましたし、紅葉の季節はとても短いため、これまでなかなかタイミングが合いませんでした。
日本には何度も来ているのに、実は一度も紅葉の季節にお花見をしたことがありません。
少し心残りではありますが、日本で働くようになったら、いつかゆっくり紅葉を楽しみたいと思っています🍁
あ、そういえば、旅行先としては北海道が特におすすめです!
私もとても好きな場所です。
▶︎好きな日本の…
私は日本の気候がとても好きです。
四季がはっきりしているところに魅力を感じています。
中国で暮らしていた街はとても暑く、雪が降ることはありませんでした。
その後、留学のためにロンドンで生活しましたが、天気があまり良いとは言えませんでした。
そうした経験を経て改めて比べてみると、日本の気候は本当に素晴らしいと感じます。
日本は四季がはっきりしているだけでなく、それぞれの季節に象徴的な風景や行事があります。
春には桜、夏には花火大会、秋には紅葉、冬には雪景色があり、季節ごとに異なる魅力を楽しむことができます。
そうした季節の移り変わりに触れるたびに、日本はとても生命力にあふれている国だと感じます。
また、私は日本の「和」の精神もとても好きです。
どこか柔らかく、穏やかな雰囲気があり、その感覚が人との接し方や暮らしの中など、さまざまな場面に自然と浸透しているように感じます。
私はそうした価値観にとても魅力を感じていますし、これも、日本のサッカーがワールドカップで好成績を収めていることの証明の一つかもしれませんね。
▶︎日本人の夫との日常
私たちは20歳頃に知り合いました。
夫は当時、仕事の関係でよく中国へ出張しており、そのことがきっかけで出会いました。
それ以来、ずっと遠距離恋愛を続けており、お互いの休暇に合わせて相手の国へ会いに行くという生活を今まで続けてきました。
もちろん、私たちは異なる国や文化の中で育ってきたため、考え方や価値観に違いがあることもたくさんあります。
意見が合わなかったり、ケンカをしたりすることもありますが、それは避けられないことだと思っています。
大切なのは、お互いを思いやりながら歩み寄り、日々の積み重ねの中で少しずつ理解を深めていくことだと感じています。
また、私たち二人とも以前から外国人と接したり、異なる文化的背景を持つ人々と一緒に過ごしたりする機会が多く、さまざまな文化や価値観に触れることに慣れていました。
そのため、私たちは自然と「なぜ相手はそう考えるのだろう」「なぜそのような行動を取るのだろう」といった視点を持ちながら、相手を理解しようとする姿勢を大切にしてきました。
私は、そのことが私たちの関係においてとても重要だったと思っています。
文化の違いに戸惑うこともありますが、まずは相手を理解しようとする気持ちを大切にしてきました。
だからこそ、私たちは比較的スムーズに関係を築くことができ、今日まで一緒に歩んでくることができたのではないかと思います。
就職・転職のあれこれ
▶︎日本で働きたいという思い
私はもともと日本が好きでした。
また、自分のキャリアを考えたときに、中国語・日本語・英語の語学力を活かせる環境で働きながら、さらに経験を積みたいと思っていました。
そして、長年続けてきた遠距離結婚生活に終止符を打ち、夫と一緒に暮らしたいという思いもありました。
そうした理由から、日本で生活することを決めました。
▶︎日中英3か国の就職・面接を経験して感じたこと
中国は今でも人とのつながりや人脈が重視される社会だと思います。
実際、友人や先輩からの紹介をきっかけに仕事が決まることも多く、紹介された側も比較的スムーズに受け入れられる傾向があります。
日本でいう「リファラル採用」に近いかもしれませんが、もっと「知り合いの紹介」という感覚に近いですね。
そうしたケースはかなり多いと思います。
ただ、その一方で個人の能力や実力も非常に重視されていると感じます。
何ができるのか、どのような成果を出せるのかといった点をしっかり見られる印象があります。
一方で、イギリスでは、応募者の学歴や経歴だけでなく、その人自身がどのような人物なのかを重視している印象がありました。
背景に関係なく、一人ひとりを見て評価しようとする姿勢があり、比較的公平だと感じました。
そして日本の場合は、個人の強みや能力だけでなく、「チームの中でうまく協力できるか」「周囲と良好な関係を築けるか」といった点がより重視されているように感じます。
先ほどお話しした「和」の精神にも通じる部分があると思います。
こうして振り返ってみると、中国・イギリス・日本では、それぞれ評価されるポイントや重視する価値観が異なっていて、とても興味深いですね。
▶︎“ああ、サービス業っていいな”と思った瞬間。
前職では日中貿易会社で経営管理の仕事をしており、主に社員や取引先のお客様とやり取りをしていました。
そのため、エンドユーザーと直接接する機会はありませんでした。
初めてお客様と直接接する仕事を経験したのは、イギリスへ留学していた頃でした。
最初は学生時代にカフェでアルバイトを始めたのですが、それがサービス業に携わるきっかけとなりました。
働いているうちに、このような接客の仕事が自分にとても合っていて、好きだと感じるようになりました。
その後、前職ではレストランで働いていました。
そこでは普段なかなか会うことのできない方々と接する機会がたくさんありました。
例えば、有名な俳優やハリウッドスター、映画監督、さらには各国の王子や王女などです。
また、テレビやニュースの見出しでよく目にするような著名な実業家の方々も来店されていました。
私にとっては、とても特別な経験でした。
普段はテレビやニュースの中でしか見たことのない人たちが目の前にいて、実際に会話をすることができるのです。
そして何より、お客様が私のサービスによって笑顔になったり、「ありがとう」と感謝の言葉をかけてくださったりする瞬間に、大きなやりがいを感じていました。
自分の仕事に対する評価や感謝の気持ちが、その場で直接返ってくる環境はとても新鮮で、強い達成感につながっていたと思います。
そうした経験を通じて、人と接する仕事の魅力をより強く感じるようになりました。
▶︎わざわざ探して伝えてくれた「ありがとう」
印象に残っている出来事の一つに、ある国の王子様を接客した時のことがあります。
お帰りになる際、私はちょうど別の業務で忙しく、その方のお席の近くにはいませんでした。
すると、その王子様がわざわざ私を探しに来てくださり、「ありがとう」と声をかけてくださいました。
そして握手をする際に、チップまで渡してくださったのです。
その瞬間は本当に感動しました。
わざわざ私を探してまで感謝を伝えに来てくださったことが本当に嬉しく、今でも忘れられない思い出として心に残っています。
次回は
羅さんの日本での就職活動のリアルや、今後の目標、そして思わず「あるある!」と言いたくなるイギリス留学エピソードまで。
続きは後編でご紹介します✨
ぜひお楽しみに!
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